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計算の前提と限界
何を計算しているか
車を「後輪車軸を中心に回る矩形」として扱い、最大舵角で切ったときの旋回の軌跡を描いています。日本のカタログに載る最小回転半径は外側前輪の中心が描く円の半径なので、そこからホイールベースとトレッドを使って後輪車軸の旋回半径を逆算し、車体の四隅の通り道を出しています。
判定は次の順です。①バック1回(円弧ひとつ)で開口に正対できるか=一発。②できなければ、後退→前進→後退…と最大舵角で交互に動かし、壁にぶつかる直前で手を替えるシミュレーションを行い、前進をはさんだ回数=切り返し回数を数えます。
当たり判定
車体を安全余裕(既定 20cm)だけ膨らませた矩形と、①対向側の縁 ②敷地境界の塀(開口の左右)③車庫の左右の壁 ④車庫の奥、との線分交差で見ています。開口の前では、車体が敷地側にはみ出していても構いません(開口はそもそも開いているため)。
入れていないもの(ここが弱点)
- 前後オーバーハングとトレッドの実寸。公表が割れるので、全長からホイールベースを引いた分を前 55:後 45 に配分し、トレッドは全幅から 15cm 内側として近似しています。実寸が分かる場合は計算機で直接入れてください。
- 縁石・電柱・停車中の対向車・ガードレール・郵便受け。道路の勾配と、開口が道路に対して傾いている場合。
- 据え切り(止まったままハンドルを回すこと)の可否。本サイトは据え切りを許す前提なので、実際はここに書いてある結果より少し不利になります。
- 運転者の技量。切り返し回数は幾何が許す最小値で、初めての場所ならもっと増えます。
だから最後は現地で1回試してください
間口の幅にロープか棒を置いて、実際に一度バックで入れてみる。それが計算より強い証拠になります。安全余裕を 10cm と 30cm で切り替えて結論が変わる寸法なら、その現場は「際どい」と考えてください。
数字の出どころ
車種の諸元(全長・全幅・ホイールベース・最小回転半径)は各メーカーが公開している諸元表の代表グレードの値です。グレードやタイヤサイズで最小回転半径は 0.1〜0.3m 変わります。誤りを見つけたら contact@yosemichi.xyz まで教えてください。